髑髏城の七人season花

劇団☆新感線 髑髏城の七人season花を観劇してきました。

 今回は360度座席が回転するステージアラウンド劇場IHIステージアラウンド東京こけら落とし公演を観劇。今までにないステージに感動しました。

 

1997年から定期的に公演が行われている髑髏城の七人。ネタバレとか何も考えず書いていきます。

 

私の中で1番印象に残ったのが沙霧役の清野菜名さん

正直知らない女優さんでした。存在感があり、アクロバットが得意でアクションもキレキレでかっこいい。演技もとても良く、私の脳裏に強く残りました。言葉一言ひとことに込める思いも伝わってきて感動させられた。

もっと場数踏んているのかと思ったんですが、映画・ドラマ等映像系はチョイ役で何本か、舞台は8作品目。しかも今までやっていた劇場はかなり狭い。そんなふうに見えないくらい堂々としていてかっこよかった。昔の高畑みつきちゃんを見ているような感覚。

捨之介のこと必死に守ろうとする沙霧のかっこよさや健気さ、一生懸命さに感動しました。

 

天魔王役の成河さんは期待値通りと言うべきなのかどうなのか迷います。主に舞台での活躍が多い成河さん。私は残念ながら映像のお仕事をしている成河さんしか見たことがなかったんです。今回始めて舞台に立つ成河さんを見て、「誰これ」って思ったんです。見たことある成河さんと全然違って、誰だか分からなかったくらいでした。敵だからこそ心の底から最低だなって思えるくらい、思えちゃうくらい、演技が上手すぎる。声の出し方もそうですけど、笑い方とかいちいち鼻につく。足を怪我している設定なのにやけにすんなり歩いているな~もしかして気抜いてる?って思っていたら、最後の最後に足怪我しているのは人を欺く為だったと報告が…本当に腹立つ!!演技上手すぎて想像の斜め上いかれた!!!

波夷羅の水神坊役の吉田メタルさんもそうですが、演じる役によって見たこともない表情を見せてくれたり、誰だかわからなくなる俳優さんって本当に演技力のある方なんだなって思います。映像だとミスしてもごまかせるし、演技が下手でもその中で1番良いものを見せることが出来る。顔の表情で感情を伝えることが出来る。けど舞台は違う。常に1番良い演技をしなければならないし、顔の表情が見えない席の人もいるので、自身の動きや声だけで勝負する。そんなところにかっこよさを感じて、改めて舞台に立つ人のかっこよさを実感しました。

 

贋鉄斎役の古田新太さんは出落ち感満載。出てくるたびに面白くって会場が一体になって笑っているときもあった。兵庫のさびだらけの刀を見た時の一言「なんだその刀は。昔は天海祐希だったのに草間彌生だ。ドットの女王に謝れ!!(ニュアンス)」

こんなの笑ってしまうと思いませんか?優香だったらもっとじわじわ来たのに…

捨之介役の小栗旬さんがかっこよすぎる殺陣のシーンではローラーブレードを履いて、刀を研ぎながら動き周り、研いだ刀を捨之介に渡している演出があって、これもシュールすぎてニヤニヤ。本当にかっこいい殺陣のシーンのはずなのに、とても気の抜ける贋鉄斎さん。でも刀渡す時はとてもかっこいい。このギャップ。笑っていいものなのかわからず声には出さずに笑っていました。

 

古田新太さんは捨之介役もやったことがあるそうで、すっごく見てみたい。時間巻き戻ってくれないかな~って思ったりします。

 

捨之介役の小栗旬さんかっこよすぎました。身長も高くて顔が小さくて足が長い。ステージ映えする小栗旬さんが殺陣やったり走り回ったり、沙霧に優しく声かけるところは心鷲掴みにされました。大きい声を出すところは多少聞き取りにくいかなって思ったりしたのですが、声の強弱の付け方だとても上手くて、伝えたい言葉が入ってきやすかったです。

なにやっても絵になる。

無界屋蘭兵衛役の山本耕史さん一緒に殺陣をやっているシーンは2人してかっこよすぎるので、どっちを見て良いのかわからなくなる。山本耕史さんに対してあんまり好印象ではなかったのですが、この舞台を見て一気にかっこいいって思いましたし、ムカつくくらい好きになりそう。

 

髑髏城の七人は基本的には真面目にきっちり物語が進んでいくけれど、時折フッと笑わせてくれる要素が含まれていて、いい意味で力抜ける。その割合がちょうどいい。

 

なによりも今回書きたいのはステージについて

 

なんせ回転するんですよ。

でも回転している感じがしなかったです。自分が回っているのか、ステージが回っているのかなんなのかよくわからなくなる感覚はありました。

 

場面転換するたびに幕?の開く大きさがちょっとずつ違ったり、幕に映し出される映像も相まってスムーズに場面転換されていたのが印象的でした。私は後ろの席だったおかげで幕に投影される映像もばっちり見ることが出来たのですが、遠近感出される映像で、舞台の世界にのめり込んでいくような感覚がありました。

 

ただの舞台のはずなのに、川にちゃんと水が張ってあったり、雨が降るシーンでは雨が降ってきたり、いろいろすごすぎる。確かに多少そういうことが出来る舞台セットは今まであったかもしれませんが、どの場面もセットが綺麗に作られていて、どことっても妥協がないって感じがしました。1年間は公演を続けなければならないってパンフレットに書いてあって衝撃でした。そこまでやらないと利益が出ないレベルでセット作り込んでいるのかなって勝手に裏事情を想像しました。花鳥風月このやり方おもしろい。

 

沙霧は特になんですが舞台上を走り回ることが多くて、360度ステージを走り回っていることを考えると演者さんはかなりの体力を使うと思いました。

 

カーテンコールは幕全部開けっ放しでずーっと舞台が回転していて、こんなセットになっていたんだって興奮。

 

ただ東京ステージアラウンド…雨だと地獄。雨宿りする場所なんてなく、ついたらすぐに中に入りたくなる。中に入っても女性用化粧室は激混み。ちなみに幕間は20分間ですが、女性用化粧室の混み方によって多少の配慮はしてくれているみたいです。化粧室が一箇所しかないのはきつかなと思いました。幕間30分くらいないと厳しそう。

 

あとは後ろの席なら双眼鏡必須です。演者の表情見るべきところはちゃんと見た方が感情が伝わりやすいので、あると便利。(どの舞台でもそうですが)

 

今回は自分で取ったチケットではなく、いけなくなってしまった知り合いからチケットを譲り受けて観劇してきたので、事前情報をあまり入れずに行ってしまいました。だからこそ想像の何倍も何十倍も楽しくて、ワクワクして、思わずのめり込んでしまって…。せめて月曜日のライブビューイングみたい!!と思わずサイトを開いたけれどもうチケットは残っていませんでした。

 

season鳥も観劇したい。

花鳥風月4つのseason分けるから役者の演技力、器量が試される。どうやったて比べられる。鳥風月ライブビューイングでもいいから全部観たい。そう思える、ワクワク出来る作品を観劇出来て本当に幸せでした。

 

 

 

私の心の叫びをひたすら書いていきます。

小栗旬かっこよすぎた。足スラッとしていて綺麗。色気ムンムン。多少の適当さも混ざっていて最高。銀魂も見たい。とりあえず和服の小栗旬を拝みたい。

極楽太夫のりょうさんが足広げるところで思いっきり着物の中覗こうとしているあたり好き。大好き。

殺陣のシーンの軽やかな動き…。世の中おかしい。あの顔であのスタイルで素晴らしい演技が出来て、トークもちゃんと出来て、かっこよく殺陣出来るなんて神のいたずら…。

沙霧に対して優しく振る舞うシーンとか、頭ポンポンするところとか沙霧になりたい。あれはかっこよすぎて反則技だと思う。

そもそも小栗旬はスタイル良すぎる。なんていう…罪。

 

山本耕史も色気。後ろ姿あああ。陥落。この人にはまったら私の中の何かが崩壊し始める。見てはいけないもの見てしまった。死に様最高。BLEACHの浮竹隊長だった。私の大好きな浮竹隊長が…。後ろ姿浮竹十四郎だった。むかつく。堀北真希を自分だけのものにしちゃった罪深い奴なのに、かっこいいし色気あるし…。

 

りょうさんの色気。声色。同じ女のはずなのにどうしてこうも違うの!!!戦闘服すらかっこいいし、和服が似合いすぎてる。この人絶対大奥のボス←

蘭兵衛殺すところ泣く。強い決意と悲しみ…兵庫とくっついてくれてよかった。素敵すぎる。兵庫もかっこいい。お前良いやつすぎる。

 

三五役の河野まさとさんが49歳になんて見えないんだ馬鹿野郎!!!どう考えたって20代後半から35歳くらいにしか見えないんだけど、三五好きだよ、かっこいいよ。正統派にかっこよくないところ最高かよ、49って…。最後の立ち去り方も三五らしいよ、

 

天魔王かっこいいよ。成河美女と野獣でルミエール吹き替えやってるからギャップで軽率に惚れる。役者として最高すぎる。成河応援し始めたら舞台出費半端じゃないなって思うけどみたい。この人の演技みたい体が欲している。

 

 本当に好き。